ニュース

卒業生インタビュー2024年 独立開業

本校の卒業生である吉海 幸二さんの声を紹介します。
現在、吉海さんは、大阪で独立して靴の仕事をされています。
 
1.フロイデを選んだ理由(なぜ数ある靴の学校からフロイデを選びましたか)

靴製造技術だけではなく深い知識を学べると感じたからです。 スポーツシューズメーカーで中国や東南アジアでの大量生産開発に従事していた私は、靴設計の核となる足の構造への理解を深める必要があると痛感していました。 フロイデでは、ドイツの伝統的な靴作りだけでなく、足の整形外科に関する専門知識も学べる環境があり、これが選択の決め手となりました。

 

2.フロイデに入って良かったと思うことことはなんですか

フロイデでの経験は、外観だけではなく足の構造に基づいて靴設計を行う方法を学べた、という点で大変価値がありました。 特に、個々の足型に合わせたアインラーゲン(中敷き)の設計と製造技術は、他では得られない貴重なスキルセットだと思います。 これらの学びは、私を一流の靴技術者へと導く重要なステップとなりました。

 

3.現在、フロイデで学んだことがどのように役立っていますか

フロイデで習得した知識は、ラストやソールの制作において、足の構造に基づいた根拠ある設計アプローチを可能にしてくれています。 また、アジアとドイツの製靴技術を組み合わせることで、私は顧客の広範なニーズに対して柔軟に対応することができるようになりました。この独自のスキルセットは、私のサービスをユニークなものにしてくれています。

4.今後の目標について

3DプリンターやCADを活用し、デジタル化を推進することで、オーダーメイドの靴製造をより効率的かつ精密に行うことです。 これらの技術を用いることで、顧客の個々のニーズに合わせた靴の製造プロセスを革新し、未来の靴製造の新たな基準を築くことを目指しています。